教育学科 / 「人」が「育つ」、「人」を「育てる」ことを学び「人間の尊厳」への洞察を深めていく

国際化時代の人間形成を追求する研究活動

人間形成の学問ともいえる教育学は、人の成長・発達に関連するすべての事象を研究対象とし、そうした諸現象を思想、歴史、社会学、心理学、比較、実践、政策といった多様な視点から考察し、意義づける総合的学問です。

教育学専攻では、
教育哲学、日本教育史、教育社会学、学校教育学、教育方法学、 学校臨床社会学、国際教育学、国際教育開発学、比較教育学」の9つの専門領域を研究する教員が、理論と実践の両面にわたって研究を行いながら、国際化時代に求められる現実科学としての教育学を究めています。

在籍者の多様性

本専攻には、計39名の学生(博士前期課程:27名/博士後期課程:12名)が在籍しています。台湾や中国、ミャンマー、マラウィ―、米国、クロアチア、インドネシア、カナダ、ベトナムといった国々からの留学生・研究生の他、社会人も在籍しており、共に学び合いながら、それぞれの研究に従事しています。

教育学専攻 3つの特色

教育の根源を問う

人間の尊厳を追求する立場から、教育に関する根源的・本質的な諸課題に対して、日本ならびに諸外国の歴史的、哲学・思想的な知の蓄積に基づき、積極的に対峙し、探究しています。

国際的な視野に立つ

グローバル化する今日の多様な社会における教育の理念的・実践的なあり方に関して、欧米諸国のみならずアジア諸国や開発途上国の経験を取り込みながら、国際的な視野のもとで研究・教育に取り組んでいます。

研究と実践を架橋する

教育学の社会的な意義や今日的な役割について多角的に考察するとともに、研究と実践を架橋することを目指しています。

教育学専攻での学び

博士前期課程(修士号取得を目指します)

教育分野における社会貢献や人間支援を目指して実践・臨床の場で活躍できる高度職業人ならびに研究者の育成を目的としており、そのための確固たる意志と資質をもった人材であれば、学部時代に教育学を専門に学んだ者に限らず、他領域の卒業者であっても幅広く受け入れます。また社会人入試を実施し、現職教員ならびに社会人に対する教育・研究支援を行うほか、留学生の受け入れも積極的に行っています。

博士前期課程(修士)では、大学院生の専門分野に応じて、研究の基礎的資質を育て高めることを重視しています。指導にあたっては、特殊研究分野に偏ることがないように8領域全体に目を配り、多面的に研究方法が修得できるように配慮しています。また、2年次の春学期には修士論文の中間発表会が行われ、主査の教員のみならず、全ての教員から助言を受けることが出来ます。修士論文の質を着実に高める絶好の機会となっています。

本専攻の院生は、課程修了の要件として、30単位(1科目2単位が標準です)を取得します。教育学専攻では、各専任教員が担当する「講義」や「演習」科目に加え、それぞれの領域に関連する内容を扱う「特殊講義」も開講し、専門性を有する学外の講師を招いて授業を行っています。どの科目も少人数制であり、きめ細かな指導が行われるのが、本専攻の特徴です。また、教育学専攻の科目に加えて総合人間科学研究科の他専攻(社会学や心理学など)の科目や、8単位まで他の研究科の科目を履修することが出来るため、学生の多様なニーズにあったカリキュラムを組むことが出来ます。

教育学専攻では、グローバル時代の人材育成ニーズにも応えています。例えば、2016年度から、国連大学(United Nations University)が提供する科目(貧困や環境問題など)を2単位まで履修することが可能になります。また、教育の国際的側面を扱う科目の中には英語で開講しているものもあります。論文については、英語で作成することも可能です。語学力強化や異文化体験、海外での情報収集のために、上智大学の交換留学制度を活用することも出来ます。さらに、多様な学びの機会を提供するという観点から、海外の大学の教員を招聘することもあります(2016年度春学期には、ボスニア・ヘェルツェゴビナ国から異文化間教育・平和教育を専門とする教員を招きました)。

博士後期課程(博士号取得を目指します)

研究者として教育学の領域における幅広い学識を有し、人間の尊厳の理念および社会のさまざまな事象についての情報収集力、柔軟で多角的な思考力・分析力を身につけ、かつ研究論文をまとめる力量、教育実践力・指導力の基礎を獲得した人材を育てます。

教育学専攻では、博士論文執筆のための「研究スケジュール」を作成し、3年間で博士号を取得するための道筋を示しています。博士論文作成に向けた研究においては、専任教員3名からなる指導委員会を設置し、学位取得までの一貫した指導を行います。学生は、「研究スケジュール」に従って研究を進め、指導委員会による研究指導を受けつつ博士論文を完成させます。また、研究者としてのスキル向上のために、学術誌への投稿や学会での発表に向けた細やかな指導も行います。平成21~23年度には各1名、平成24年度に2名、平成26年度に2名、平成29、30年度に各1名の博士号を授与しました。

*上智大学大学院 教育学専攻の履修についての詳しい情報は、「大学院履修要綱」で確認出来ます。履修要綱は、大学のホームページの「学生生活」タブから確認できます。

卒業生の進路

上智大学教育学専攻(大学院)の卒業生は、民間企業、公的機関(自治体、中央官庁等)、教育機関(学校等)、その他(NPO・NGO等)、多様な分野で活躍しています。傾向としては、人と向き合う仕事やグローバルな仕事を選んでいます。

近年の卒業生の進路例(大学院)

民間企業:
ベネッセコーポレーション、等
公的機関:
国際協力機構(JICA)、日本赤十字社、等
教育機関:
中・高等学校教員、大学講師、等

教員紹介

入試情報

*必ず、上智大学HPから最新の入試情報を確認してください。

*入学を希望される方は、指導を希望する教員に事前に相談することを強く勧めます。

教育学専攻についての問い合わせ先

教育学科(教育学専攻)事務室
上智大学 四ツ谷キャンパス2号館14階

電話:03-3238-3650
E-mail:deducat@sophia.ac.jp

意欲のある方の挑戦をお待ちしております!