看護学科 / 「看護」と「教養」の知を広く、深く獲得。多彩な分野での人間支援を目指す

在校生

原田 陽菜さん

学年2019年度入学

キャンパスライフを通して見えてきた将来私は、大学では自分の関心のある分野を専門的に学びつつ「これぞ大学生!」という生活を送りたいと思っていました。上智大学は、複数学部が一つの場に集まり、他学部との交流の機会も多いため、私の望む生活ができるかもしれないと思い、進むことを決意しました。

1年生は四谷キャンパスでの生活のため、勉強とサークルなどとの両立が容易にでき、他学部の友人も増えました。2年生からは目白のキャンパスに移るため、看護学科以外の友人と会う機会が減り、悲しかったのですが、その分同学科の友人との仲が深まり、難しい勉強も共に乗り切ることができました。

座学や演習だけでは得ることが難しかったことは、病院での実習によって、知識や経験として身に付けることができました。また、実習では課題を感じる部分も多く、自分に足りない部分を知る良い機会となりました。

看護学科でのキャンパスライフは、今後の人生の軸となること間違いなしだと思います。

水野 紗伎奈さん

学年2019年度入学

幅広い分野で活躍できる人材に1年生では四谷でキャンパスライフを送ります。様々な学科の学生たちと同じ場で、自分で選択した科目を複数受講できるので、自分の興味に従って看護以外の学びも広げることができるという点が総合大学である上智大学看護学科の一つの特徴です。2,3年生では主に目白キャンパスで勉学に励みます。キリスト教の精神に根ざした人間理解を深め“他者のために、他者とともに”生きるための心得を身につけることで、技術や知識だけでなく、出会う一人一人を思いやる心、個々の価値観や経験を尊重する姿勢を持った看護師を目指しています。3年生後半には6つの領域にわたる臨地実習がありますが、学内だけでなくここでも先生方のサポートは非常に手厚いです。また、国際色豊かな学びを受けることができるという点も上智大学の強みです。看護師になるためだけに4年間学ぶのではなく、多彩な視点を身につけ、海外やその他幅広い分野で活躍する力を養うための学びの場が上智大学にはあります。

髙橋 環さん

学年2020年度入学

真の多様性の中で先導力と弱者への眼差しを培うことを目指して私の思う上智の看護学科の魅力は、文化、言語、価値観、そして学術的な多様性をも兼ね備えた、またとない学びの機会があることです。人間の在り方を捉え直すべく「哲学や心理学」、人間と社会の相互作用から複眼的なものの見方や考え方を得るための「社会学」、私が目標とする世界の妊産婦の健康向上とそれに伴う教育充実化に貢献する為の知識となる「教育学や異文化理解」、これらの様々を横断的に学んでいます。そのおかげで、発想の転換や新たな気づきが生まれ、視野が広がり看護に対する解像度を高めることができています。また、講義や課外活動を通して出会うお互いを高め合える友人や温かな先生方の存在が私のキャンパスライフを刺激的で豊かなものにしてくれます。

「他者のために、他者と共に」これは上智大学全体の教育理念であり、看護の真髄でもあると私は考えます。看護の道に行くと心に決めた人、幅広く学びながらじっくりと考えたい人、どんな人にも"上智の"看護を強くお奨めします。皆様の挑戦を心から応援しています。

手塚 聖羅さん

学年2020年度入学

上智大学看護学科での学び私の将来の夢は、患者さんがもつライフスタイルや性格、価値観にあったケアができる看護師になることです。この夢を実現するために、ケアや身体の知識といった看護学にとどまらず、哲学や共生社会、語学などの多様な学問の学びを通し、幅広い視点で物事を捉えられる人になりたいと考え、他学部の学生と共に学べる上智大学を目指しました。今、実際にディスカッションやサークルを通して、他学部の学生とも交流を深められていることで、私だけでは気づかなかった新たな視点を発見できる日々を送れています。

そして、看護学科での学びも、授業を受ける度に沢山得ることができ、とても有意義です。特に、演習や実習は看護技術のスキルを高められると共に、ひとりの人間としても成長できる大切な時間です。上智大学の看護学科は学生それぞれが持つ看護の個性を大切にし、患者さんに寄り添う看護師になるために必要なことを得られる場であると感じています。

卒業生

嶋田 朝子さん

職業看護師

私は東京大学医学部附属病院で、心臓のレシピエント移植コーディネーターとして勤務しています。心臓移植を希望している患者、心臓移植を待っている患者、移植患者をされた患者を支えています。心臓移植の待期期間が長くなっている今、患者や家族を支えていくこと、また移植後も一生治療が継続するため患者へのサポートは多岐に渡ります。

私が上智大学を選んだのは、看護の勉強をしつつ、他学部の方もいるキャンパスで勉学に励むことができると思ったのが一番大きかったです。1・4 年生の際には四ツ谷キャンパスにて、他学部の学生とともに一緒に学ぶことができる環境は、看護以外の分野も学ぶことができました。今仕事をしている際にも、様々な患者と関わりあう際に生かされていると日々感じています。

また2年生から始まる実習でもいろいろな病院で実習をさせていただいたのは、大変なこともありましたが、様々な病院を見ることができたのは看護師となって働く今ではとても貴重な学びをさせていただいたと思います。3年生の分野別の実習の際や、4年生のゼミなど上智で学んだ一つ一つが今の私の土台となっていると感じます。また上智の教育精神である「他者のために、他者とともに」は、‘看護とは’を考える基盤となっています。とくに2年生の際のコミットメントセレモニーの際は、自分にとっての看護とは、看護師って何かと考えるきっかけとなりました。今でも悩んだときはその時の学びに振り返って考えることがあります。

上智看護で4年間学んでいる際、私は上智管弦楽団にも所属し、部活動も頑張りながら過ごしていました。その間に頑張ったこと、出会った人は今でも私の糧となっています。

上智大学の看護学科で4年間過ごすことは、看護の勉強をすることはもちろん人として成長、そしてその後の看護師生活の原点となる学びができる場所であり、また自分の学びたいことを学ぶことができる素晴らしい環境です。ぜひ皆さん、上智看護で学び、看護の世界で一緒に働けることを楽しみにしております。

山田 晃秀さん

職業保健師

私は静岡県の熱海市で、自治体保健師として働いています。保健師になるための学校は多くありますが、主に2点の理由から、上智大学を選んで良かったと考えています。

1点目は、人について深く考えられる点です。保健師が行う大きな業務のひとつに、健康課題を抱える市民に家庭訪問するというものがあります。対象者は様々な課題を抱えています。課題同士が複雑に絡み合い、解決の糸口を探すことが難しいこともあります。そのような時、大切となる姿勢が「対象者にとって何が大切か」、「対象者が人間らしく、また対象者らしくあるためには、何が欠けているのか。その欠けている部分を補うために必要なものは何か」ということを一貫して突き詰めて考えていくことだと思います。このような姿勢は、上智大学でキリスト教ヒューマニズムや人間の尊厳について深く学んだからこそ、身についたのだと考えています。

2点目は、幅広い知識を修得できる点です。保健師が行う業務は多岐にわたります。先に述べた家庭訪問はもちろん、保健指導や健康教室の実施、健診受診率の算定、補助金の請求、各種報告書の作成等も行います。これらの業務を行うためには、看護以外の幅広い知識が必要になります。具体的には、表計算ソフトの取り扱い、税金の流れ、文章の構成方法等が挙げられます。また、全ての業務が法律に基づいて行われているため、法律の知識も不可欠です。上智大学は総合大学ですので、これらの知識を身につけられます。また、講義の質が高いので、知識の水準も高いものにでき、保健師の業務に即、活かすことができます。

以上の理由から、私は上智大学を選んで良かったと考えています。

公門 百夏さん

職業助産師

受験生の皆さん、こんにちは。私は慶應義塾大学病院で助産師として働いています。助産師と聞いて出産をサポートする仕事をイメージする方が多いと思いますが、妊婦さんや産後のお母さんと赤ちゃんのケアにも携わっています。

私が上智大学を選んだ理由は、総合大学であり看護学だけではなく興味のある教養の授業が選択可能なカリキュラムだったからです。私は教育学や心理学の授業を選択していました。看護学以外の分野の教養を深め視野を広げられたことは、多角的な視点を持つ力の基盤になったと感じます。

実際に上智大学に入学してよかった点は沢山ありますが、一番は学ぶ意欲が自然と磨かれ楽しく学習できる環境が整っている所だと思います。看護学科の授業を担当するのは各分野のプロフェッショナルの先生方です。興味深い授業ばかりで、幅広い専門的知識や技術を学ぶことが出来ました。また、看護学科の友人との出会いも私の学ぶ意欲を高めました。私の友人には病院看護師としてのキャリアアップを目指す人の他に、看護師として国際的に活躍することや地域保健の向上に携わることを目指す人もいました。上智大学には「学んだことをどのように社会貢献や自己実現に活用するか」という意識を持った学生が多く、私自身友人から良い刺激を沢山受けました。看護学科での日々は大変なこともありましたが、個性豊かな友人や先生方に支えられ四年間を楽しく過ごすことが出来ました。

上智大学には皆さんの興味や関心を伸ばし楽しく看護を学ぶことができる環境があります。ぜひ上智大学で充実した四年間を過ごしていただきたいです。

川上 美和さん

職業養護教諭

私は都内にある学校法人立教学院立教小学校(男子校)で養護教諭として働いています。養護教諭は子どもたちの心とからだの健康を支える役割を担います。具体的には、救急処置、児童の健康診断、健康相談活動、保健教育、感染症対策などの多岐にわたる活動を、他の教職員と連携しながら行います。

上智大学の看護学科では4年間、看護の知識と技術の基礎を学びました。特に学内での演習や看護学実習では、学生同士で意見を出しあい、協力しながら学びを深めていきました。仲間とともに協力して課題に取り組むという経験は、社会に出てからも役に立つと思います。

上智で養護教諭を目指すには、看護学科の授業に加え教職課程を履修する必要があります。私も一年次から他の学科の教職志望者と一緒に授業を受けました。さまざまなバックグラウンドを持つ他学科の学生から良い刺激を受けながら、自分の目指す教師像を考えることができました。また、教職課程の授業も教育学や心理学を専門とする先生方から学ぶことができ、自分の視野が広がったように思います。これらは総合大学である上智大学ならではの大きなメリットと言えるでしょう。

保健室には毎日、多くの子どもたちがさまざまな理由で来室します。さっきまで元気に遊んでいた子が突発的に大きなけがをしたり、体調不良に陥ったりすることもあります。そのような時は上智での学びを活かし、適切な対応が行えるよう日々努めています。上智で学んだ養護教諭として広い視野を持ち、子どもたち、保護者、教職員が安心できる学校を目指して、これからも学び続けていきたいと思います。

安東 彩乃さん

職業大学院生

看護学科は、主に教養科目を四谷キャンパスで、看護専門科目を目白聖母キャンパスで学ぶ、という特色があります。四谷キャンパスでは、総合大学として、他学科の授業の履修、サークル活動や他学部との交流など国際色豊かな学生生活を送ることができます。目白聖母キャンパスは、看護学をメインとした学び舎で、アットホームな雰囲気と専門性を重視した厳しさを兼ね備え、看護の知識・技術を基礎からしっかりと学ぶことができます。

私自身、看護学科の仲間や、授業やサークル活動で出会った他学科の良き仲間と共に、キャンパスライフを謳歌しました。さらに、教職課程での教育実習、海外短期語学講座での短期留学、茶道部での許状取得などの経験も私の貴重な財産となっています。看護実習では、様々な病院・施設で実習をさせて頂き、各病院の特徴を味わいながら看護の在り方を具体的に学ぶことができたことは、就職してからも大きな強みとなりました。また、社会人としての自覚はもとより、専門性の高い看護職としての意識を芽生えさせ、育ててくださった、先生方のきめ細やかなご指導には本当に感謝しています。

卒業後は、大学病院の手術室で勤務しました。大学での実習やゼミで得た学びを基礎とし、先輩看護師の指導のもとで働く中、手術室看護師にとって、専門的かつ俯瞰的な視点が重要であると実感しました。そういった経験から、専門性の深化、多様な価値観との接点を考えた時、大学時代の学びや親身に教えてくださった先生方のことが思い出され、看護の礎を築いてくれた上智大学の門をもう一度たたきたくなりました。

現在は、上智大学大学院総合人間科学研究科看護学専攻修士課程に籍をおき、看護の専門性を追究しながら、臨床経験の豊富な仲間とのディスカッションや他の研究科との交流など、『ソフィア』ならではの魅力を存分に味わい充実した学生生活を送っています。

是非、一緒に、『ソフィア』の魅力を味わいましょう!