丸山 桂教授
研究分野社会政策・社会保障論・生活経済学
教員プロフィール
主な大学院担当科目
- 社会福祉研究法基礎(輪講)
- 福祉政策運営管理研究法基礎(輪講)
- 社会政策とジェンダー
- 統計調査研究
これまで指導した主な研究
- 日系介護事業者の中国進出における課題と将来展望―大連市における小規模多機能型介護施設の現地調査を踏まえて―
- 中山間地域に暮らす高齢者の生活を維持するための意思決定支援に関する研究―消滅可能性のある限界集落を事例に―
- ジェンダー視点から見る地域防災政策―防災分野意思決定の場の女性登用率と防災政策の統計分析―
- 韓国における貧困の女性化と年金問題―ライフコース別の年金受給額のシミュレーション分析―
- 介護保険事業所における人材の定着化に関する実証分析~職場における心理的安全性を高める要因について~
これから入学したい方へのメッセージ
-
上智大学大学院総合人間科学研究科社会福祉学専攻では、徹底した少人数教育のもと、福祉臨床系と政策運営管理系の充実したカリキュラムが提供されています。高い志をもって、社会福祉学を研究したい方の入学を歓迎します。
大学院での研究生活は、想像以上に孤独で地道な作業に費やす時間が多いことに驚かれるかもしれません。新しい研究成果を生み出すことは容易ではなく、努力を重ねてもそれが報われないことも多くあります。それでも、私が研究を続けてこられたのは、新しい研究上の知見を得られた時の喜びを知っているからです。大学院生活を通して、真摯に努力することの意義をぜひ体験してみてください。
私自身は大学院修了後、国の研究機関や大学で社会政策、生活経済学、労働経済学の研究を続けてきました。近年は、就労形態や家族像が多様化しているなかで、セーフティネットの狭間に落ちる人々の老後の所得保障や生活問題などを研究テーマにしています。皆さんとともに学び、高め合う機会を持ちたいと思っています。