社会福祉学科 / 社会的・文化的に生きる「人間の尊厳」を研究しこれからの福祉社会のデザインを描く

岡 知史教授

研究分野当事者福祉論、質的調査法

教員プロフィール

主な大学院担当科目

臨床福祉研究法基礎演習(輪講)サンプルビデオ

これから入学したい方へのメッセージ

私はこれまで自助グループ(当事者組織)を中心に研究してきました。これまでの研究は、だいたい科学研究費助成事業データベースにまとめられています。

研究方法としてはもっぱら質的調査法、とくにエスグラフィーを用いてきました。質的調査法を用いたソーシャルワーク研究の専門誌であるQualitative Social Work (米国Sage社発行)の編集委員、また米国Nova Southeastern Universityが出資している質的調査法のオンラインジャーナルであるThe Qualitative Reportの編集委員をしながら、研究法の勉強も続けています。

当事者や市民が自発的に進めていく自発的社会福祉が関心の中心ですが、海外の研究者との共同研究の機会も多いので、禅など、日本の文化の特色を活かしたソーシャルワークにも関心をもっています。最近の研究のテーマとしては、禅と断酒会の関係を考察した研究、自死遺族の自助グループの研究、日本の自助グループがおかれた社会的状況等があります。

大学院生、とくに現場経験のあるかたから学ぶことも多く、論文指導は私にとっても学ぶことが多い機会になっています。共に学び合う大学院で、みなさんの入学をお待ちしています!