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総合人間科学部のご案内

設置学科: 教育学科/心理学科/社会学科/社会福祉学科/看護学科

人間の尊厳とは何か?

蛯原 高校がスーパーサイエンスハイスクールで、そこで脳科学を少しかじってみたんです。ところが「脳の中に分泌される物質で人間のすべてが決まる」という当時流行っていた論調に、どうしても納得できませんでした。それまで生きてきた環境や、他者との関わりが人間を作ると思ったからです。そこで人間のこころの全体を学べるのが心理学科だと思い進学を決めました。

久田 高校生がイメージする心理学科での学びと、実際に学ぶ内容とはギャップがあると思いますが、どうでしたか。

蛯原 たしかに、ロールシャッハなどの心理テストの影響が強くあるので、こういうことをする人はこんな人、ということがわかるのが心理学というイメージをもつ人が多いかもしれません。データを収集して分析するなど科学的なアプローチについては、本音を言えば当初は機械的な作業に感じましたが、人間を何かの型にあてはめて初めて見えてくるものもあることを知り、それまでの勉強の意味もわかって、今は心理学を改めて面白いと思えます。

久田 総合人間科学部では、社会福祉学科は国や自治体の政策を考え、教育学科は教育とは何かを研究する。看護学科は人間のトータルケアについて科学的、そして具体的に研究実践する。社会学科は社会で起こっている事象や構造について、さまざまな角度から分析、考察する。心理学科は人のこころのはたらき、行動を研究する。それぞれの学科で学びの幅広さや深さを楽しめると、興味が掘り起こされるんですよ。それに、うちの学部は人間の尊厳を尊重するために具体的な行動をとれる人材を育成しています。尊厳そのものの意味を問うことも大事ですが、今実際に苦しんでいる人間にすぐさま手を差し伸べる、そういう今すべきことをやるうちに、気づくこともあるはずなんです。5学科すべての学びが人と関わり、社会貢献につながると思ってほしいですね。

蛯原 4年間かけてわかったのは「人はわからない」ということ。でも、人間の尊厳を考えることは、自分じゃない誰かを認めて受け入れることから始まるのだと思うので、わからない存在だからこそ、歩み寄って生きていきたいと思います。

総合人間科学部長 心理学科教授
久田 満

学校、病院、企業、地域社会などのコミュニティの改革が研究テーマ。個人の変化を追究するのが臨床心理学だとすれば、個人を取り巻く生活環境を変えることによってコミュニティ全体のQOLを改善しようと考えるのがコミュニティ・アプローチの特長。学生には研究室に閉じこもらずに、外の世界を体験するように勧めている。

心理学科 2014年度卒業
蛯原 千晶

福島県相馬市出身。卒業論文では被災体験が内面的変化に及ぼす影響を研究。今の自分が社会に対しできることは何かを模索した4年間だった。

「知の3本柱」を核とした専門教育で人材を育成

「ヒューマン・サイエンス(科学の知)」「ポリシー・マネジメント(政策・運営の知)」と「ヒューマン・ケア(臨床の知)」。総合人間科学部では、この「知の3本柱」を核として、人間の尊厳実現のために具体的に、地域で、企業で、そして世界で、人を支え貢献できる人材、ソーシャル・イノベーションを担える人材を育成します。

充実のカリキュラム 人間支援のスペシャリストを育む

それぞれの専門領域を深くかつ幅広く学ぶとともに、人や人を取り巻く環境に目を向け、現代社会そのものについて理解を深めていきます。1年次から教員と学生が密にコミュニケーションをとることができる少人数教育を徹底し、人間支援に関する知識、職業人としての基礎となる教養力と資質、スキルを育みます。2011年より看護学科も加わり、さらに充実したヒューマン・ケアに関する研究と教育が展開されています。


コミュニティ心理学Ⅱ

総合人間科学部

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