教員紹介プロフィール

総合人間科学部 社会学科 助教

細木 ラルフ 一十稔 (ホソキ ラルフ イットウネン)

RALPH ITTONEN HOSOKI

E-mail:rhosoki@sophia.ac.jp

URL:http://rscdb.cc.sophia.ac.jp/Profiles/18/0001793/profile.html

主な授業担当科目・現在の専門分野

Sociology of Globalization

演習Ⅰ(グローバル化と人権)

グローバル化と国際移動と人権 (院)

専門分野:グローバル化の社会学、国際移動論、社会運動論

最近の研究分野・テーマ等

越境する人々や集団の権利・保護度合いの国内外規定要因の国際比較研究

日本における移住(労働)者・外国籍者の権利擁護市民団体の国内外活動の研究

近年のOECD諸国における「難民性」の認定と「人道的保護」の付与の動向を事例とした、国際規範と国益の関係性の考察

経歴に関する項目(学歴・職歴・受賞歴等)

2002年 カールトン大学(Carleton College) 社会学・文化人類学部 卒業(Bachelor of Arts [cum laude]: Major in Sociology and Anthropology)

2007年 東京大学大学院 総合文化研究科国際社会科学専攻 修士課程・修了(修士:国際社会科学)

2013年 東京大学大学院 総合文化研究科国際社会科学専攻 博士課程・単位取得満期退学

2014年 カリフォルニア大学アーバイン校 (University of California, Irvine) 社会科学研究科 社会・人口統計学分析専攻 修士(MA)課程・修了(M.A. in Social Sciences [Demographic and Social Analysis])

2017年 カリフォルニア大学アーバイン校 (University of California, Irvine) 社会科学研究科 社会学専攻 博士(Ph.D.)課程・修了(Ph.D. in Sociology)

2018年 関西外国語大学 英語キャリア学部 助教

教育・研究活動、社会貢献・その他の社会的活動

東京大学大学院在学中は、日本における移住者・外国籍者の支援団体の国内外擁護運動の研究、日本の外国人(労働者)受入れ・入国管理政策の分析、そして日本のケース・経験の分析への国際移動論の応用の可能性と限界の考察に取り組んだ。また、移住者・外国籍者の支援団体の国内外擁護運動に参加し、ジュネーブ(国連)でのロビイングにも携わった。

カリフォルニア大学アーバイン校の博士課程で国際比較分析に関心を持つようになった。具体的には、第二次世界大戦後に急速に制度化された国際人権規範の世界的拡散・浸透に鑑み、その「国際規範」と越境する人々を受入れる国の「国益」との「衝突」によって、それらの人々に法的に付与される権利の「度合」がどのように形作られるのかに関心を持っている。社会学(新制度論)と国際関係論の両分野の理論枠組みを基盤とし、統計分析とフィールドワークや質的比較分析(QCA)の併用を試みている。

主な著書・論文・調査研究報告等

2009. 「日本の外国人労働者政策に対する圧カ―国際規範の動員アクターとしての労働組合の役割と限界の事例研究」『相関社会科学』18:93-100.

2016. “From Global to Local: Transnational Linkages, Global Influences, and Taiwan’s Environmental NGOs” (Cheng-Tong Lir Wang, Ralph I. Hosoki [second author]), Sociological Perspectives 59(3):561-581.

2016. “The Potential Role of Migrant Rights Advocacy in Mitigating Japan's Demographic Challenges,” Pp. 285-336 in Japan's Demographic Revival, edited by Stephen Nagy. Singapore: World Scientific.

2017. “Disaggregating Labor Migration Policies to Understand Aggregate Migration Realities: Insights from South Korea and Japan as Negative Cases of Immigration” (Erin A. Chung, Ralph I. Hosoki [equal authorship]), Comparative Labor Law & Policy Journal 39(1):83-110.

2018. “The Determinants of Cross-national Variation in Migrants’ Access to Rights” Sociological Inquiry 88(1):155-179.

2019 (forthcoming). “Constitutions in World Society: A New Measure of Human Rights” (Colin J. Beck, John W. Meyer, Ralph I. Hosoki [third author], and Gili S. Drori), Pp. 85-109 in Constitution-Making and Transnational Legal Order, edited by Gregory Shaffer, Tom Ginsburg, and Terence C. Halliday. Cambridge: Cambridge University Press.

所属学会

American Sociological Association (ASA), International Sociological Association (ISA), Association for Asian Studies (AAS), 関東社会学会, 移民政策学会

研究・教育方針(研究指導・演習の特色等)モットー

社会学は、「自分の経験と社会の構造」、「自己と他者」、そして「社会的特権(social privilege)を持つ者と持たない者」などの関係性や相対性を「可視化」させながら、日常の「当たり前」を批判的に考えるスキルとセンシティビティを育む、とても「人間らしい」学問分野です。社会を構成する人間・個人、集団や組織、そして制度の相互関係の分析と理解をするための発想の「道具箱」です。

学生一人一人が自分の社会的リアリティーを相対的かつ批判的に捉え、そこから芽生える関心研究テーマを追求できるように、自由に考えなどをシェアし合える、「和める」教育空間を大切にしています。また、国際比較研究などを通して、世界に「外向き」なだけでなく、「自己」と「当たり前」を見つめ直す再帰性を意識した研究も歓迎します。

学生に一言(教員からのメッセージ)

好きなテーマを自由に勉強・追求してください。「社会学的想像力(sociological imagination)」を育みながら、批判的にものを読み、自分の考えを整理し、そして最終的に効果的かつ建設的に発信する能力を鍛えるチャンスは今です。大学生活は一瞬ですが、一生ものとなるスキル、関心、そして世界観との出会いはこの期間中にきっとあります。それを是非見つけて欲しいと思います。

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