社会学科で学ぶとは?
私たちが毎日生きている社会を、もっと人々の多様性を尊重し、自由で公正なものにするにはどうしたらよいでしょうか。よりよい市民社会はいかにして可能でしょうか。社会学を学ぶには、社会のありとあらゆる側面を客観的に見つめ、さまざまな不平等・不公正のメカニズムや社会のあり方について知る必要があります。社会学の理論や方法はそのために発展してきました。社会学科では、理論を理解し、方法を身につけることを重視します。
しかし、人間と社会を見つめ、日常生活のひとコマや政治経済の仕組みにひそむ不平等や不公正に気づく感性を養うには、幅広い知識と気づきを促す経験も必要です。社会学科では、自分の常識の外に様々な世界があることを知り、今とは異なる社会を構想し、他者とともにそれを実現しようとする人を育てることを重視しています。
学びを支える、社会学科の特長
社会学科での学びには、〈充実した基礎教育〉〈幅広い選択科目〉〈多様性に支えられた授業〉〈少人数教育〉という特長があります。
履修科目一覧
科目の詳細については、Webサイトのシラバスをご覧ください。
〈充実した基礎教育〉:手厚い基礎教育を提供しています。1年生の春から始まるゼミ形式の授業は15人程度のクラス。論文の書き方や議論の仕方など、大学生としての学びの基礎を養います。そして、社会学の基礎はなんといっても、理論と方法。「社会学理論」と「社会調査方法論」でしっかり基礎から順番に学んでいきます。
〈幅広い選択科目〉:3・4年生になると、学びの中心は「社会学演習」、いわゆる「ゼミ」です。卒業研究に向けて、自分の関心のある領域をじっくりと学びます。それと同時に、多彩な選択科目があります。社会学科のカリキュラムは柔軟で、他学部・他学科科目の積極的な履修も奨励しています。
〈多様性に支えられた授業〉:上智大学の学生・教員の特徴は、そのバックグラウンドが多彩なこと。社会学科も例外ではありません。社会学科には英語プログラム(SPSFプログラム)も併設されているので、世界各国から学生が集まる英語での授業も豊富です。
〈少人数教育〉:一学年の定員60人に対して教員が9人。単純計算で、教員1人当たり学生6~7人という少人数教育です。教員やゼミの仲間としっかり議論できる、そういう環境を整えています。