看護学専攻は「共生支援」をキーワードとしています。
さまざまな個性をもつ人々がともに幸せに生きること、そしてそれらの人々が自立・自律できるように支援することに焦点をあてて、それぞれのフィールドで活躍するための研究的視点をもった実践力や指導力の修得をめざします。
上智で学ぶことの特長は次の3つ!
ケアリングについて学びを深める
本学の教育基盤となっているキリスト教ヒューマニズムの精神は、そのまま「人間の尊厳を尊重し、ケアする」という看護の心に通じます。哲学・宗教・倫理から看護の中核概念である「ケアリング」について学びを深めることで、職業的アイデンティティや看護の専門性を問い直します。
日ごろ携わっている看護を再考する
看護の現場でさまざまな人とふれあい、得られた経験は尊いものです。その経験を今後の看護実践の糧にするためには、洞察や内省が必要です。教員や院生仲間とのディスカッションを通して、これまでの経験を振り返ることで「実践知」を作り出していきます。それとともに看護学がどのような位置づけにあるのか、その特徴はどのようなことか、他の学問領域の知識や理論の成り立ちをふまえ、それをどのように看護学に適用すればよいのか、というようなことを考究します。
総合大学で学ぶ
看護の対象となる人々や地域のこれからを考えるとき、他分野の知識を融合させ、他分野の人々と連携することは必須です。総合人間科学研究科の中にある、心理、教育、社会、社会福祉の他専攻はもとより、哲学や死生学、医療経済、国際関係のことなど他研究科での学修も可能です。異なる価値観にふれることで、自分自身の価値に気づき、自分と看護にイノベーションを起こしましょう。