髙山 恵理子教授
研究分野保健・医療分野のソーシャルワーク
教員プロフィール
主な大学院担当科目
- ソーシャル・ケース・ワーク研究
- 医療ソーシャルワーク研究
これまで指導した主な研究
- がん専門病院での医療ソーシャルワーカーと看護師の協働:退院援助における医療ソーシャルワーカーと看護師の関わり展開プロセス
- 病院倫理委員会の有機化に向けたソーシャルワーカーの支援:多元的医療倫理を基盤として
- 小児がんの子どもをもつ親がQOLを再確認するプロセス:ターミナル期におけるA団体の活動を通じて
- 周産期医療機関のMSWによる地域関係機関との良好な関係性構築に向けた活動プロセス
これから入学したい方へのメッセージ
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現任ソーシャルワーカーの皆様に現場での実践においては、クライエントとの関わりから課題を得たり、疑問を感じる機会は多いのではないでしょうか。
「より良い支援につながる対象理解は。」
「より効果的で的確な支援が行える体制を地域に構築するにはどのような取り組みが必要か。」
「後輩に対する指導をどのように行ったらよいか。」 など。現場で生まれた課題や疑問の解消には、時に新たな知見を必要としますが、この新たな知見を模索する方法として“研究”があります。そして、この研究の基盤を身につけることが大学院での学びの目標であるといえます。
既に先達が築き上げてきた知識やスキルを伝授することが現任者を対象とした様々な研修の意味であるとしたら、そのような知識やスキルを生成する過程に参画できるようになることが大学院で学ぶことの意味であるといえます。
上智大学大学院は、現任ソーシャルワーカーの研究基盤づくりを支援します。*上智大学では、仕事を継続しながら大学院に通いやすい「長期履修制度」(現任者を対象とした2年分の学費で3年間在籍する制度)を設けています。